東方M-1ぐらんぷり仮想審査員の戯れ言

東方M-1ぐらんぷりの仮想審査員として、幻想郷のお笑い発展のため、愛のある審査を心がけています。 東方M-1ぐらんぷり 東方 漫才 M-1 レビュー 感想

東方M-1ぐらんぷり

第13回東方M-1ぐらんぷり 仮想審査員

※ネタバレを含みます。未視聴の方はご注意下さい。




今回から採点基準を変更した。基本点50点プラス各項目10点ずつという割り振りは同じ。
前回までネタ台本にウェイトが置かれすぎていたので、今回からフィーリングも重視、雰囲気や単純な好き嫌いを採点に組み入れるようにした。

キャラクター:キャラの魅力、キャラ同士の相性、またネタとキャラの整合性など
台本:ネタ台本があると想定して、構成や構造など
センス:発想力、新しい着眼点など
可能性:別のネタへの期待
印象:言語化しづらい雰囲気、感覚的な評価など





一組目: 矢ればできるノ


超絶スロースタートのコンビで開始時はひやひやした。のど自慢の合いの手練習に入ってからが一気に調子が上がった印象。
ここまで前後半で差ができるなら、いきなりのど自慢の練習をはじめて意表を突く方がウケるんじゃないか。
特にこのコンビ、緻密な言葉の応酬は不得手に感じる。ネムノのキャラクターを武器に、ノリと勢いをはじめから押し出すようなネタ作りの方が映えると思う。

キャラクター:7
ネムノ、成美とも、幻想BBSに通じる引きこもり感がある。
ネムノの個人主義な自由さと、成美の一歩引いて相手と合わせようとするも上手くいかない感じのバランスが良い。
おそるおそる手を叩く成美の仕草がかわいい。

台本:7
ネムノの問題提起。相方(成美)に売れて欲しい→成美の人付き合いが下手だから練習しよう→のど自慢を盛り上げる練習
流れの強引さは楽しい。しかし、歌ネタのまま終了するため、最初の「相方に売れて欲しい」はどこいった? と感じる。
「どの口が言うの」というフレーズは後半で「お前に言われたくねぇわ」に変更しない方が好き。
曲名に2回「城下町」入れて笑いにしている。このルールで外しを入れるなら4回目からじゃないかな? 3回目で外すのは早いと感じた。3回目は「城下町」要素がないのに曲名に「城下町」が入っているというボケぐらいにとどめて、4回目に外しを入れた方が構造を生かせると思う。「HARAKIRI」自体の破壊力がある分余計にもったいない

センス:7
合いの手を強制させるネタ運びが楽しい
「殿殿」「姫姫」など、デタラメで楽しいボケ

可能性:7
彼女らの他のネタが見たいかどうか。とりあえず7

印象:7
トップバッターで盛り上げてくれた彼女達に感謝。後半の勢いがドアタマで一発だけでもあればかなり変わった。名前を間違うという掴みはちょっと弱すぎた


キャラクター:7
台本:7
センス:7
可能性:7
印象:7

85点





二組目: パーフェクトフェアリー


チルノの「学がない」というフリが、終盤の一人芝居で炸裂するという結構ちゃんと練られたネタではある。ただこの構造のために序盤「炎上が怖い」というチルノが賢く見えてしまっているのが惜しいところ。漫才師なのでアホなことやっているように見えて実は計算してる、というのは当然だけど、わかんないように見せて欲しいもの
妖精同士のコンビ、二人の会話が終止平行線になるのではないかと心配したが杞憂に終わった。大ちゃんの面倒見の良さは惚れる

キャラクター:6
終盤、チルノのシュールに見える自由なボケが彼女の真骨頂だとすれば、このネタ選択はハイリスクだったと思う
このネタは「実は賢いキャラがデタラメなボケをやってる」ように見える。逆に「デタラメなボケをやっているキャラが実は賢い」と相方があえて暴露してしまって、ボケ側が焦る方が面白い

台本:7
「あたいですか?」が素晴らしい。4回目あたりで客がくすくすし始め5回目で明確に笑いに変わる。大ちゃんはもうちょっと我慢してからつっこんでもよかったかも
「丑三つ時」のボケは「学がない」フリを示す重要なつかみだが、ウケが弱かったの残念
「炎上」をオチにするなら、つかみを「炎上」関連にした方がよかったかも

センス:7
コメンテーターをやりたいというネタは古典的ながら、チルノらしいボケが満載で楽しい

可能性:8
もう一本ネタが見たいという点では一組目を上回る

印象:8
「あたいですか?」はあれだけウケたんだから、オチでもっかい使えばいいものを! もったいない!
ラストで「あたいですか?」が来れば、プラス2~3点変わる


キャラクター:6
台本:7
センス:7
可能性:8
印象:8

86点





三組目: 依神シスターズ


ああ言えばこう言う押収をとにかく突き詰めた「究極の二択」ゲーム。二択の種類を広げる横の展開ではなく、二択の条件を足していく縦の展開を軸にしたところが、斬新で面白い。
なにより紫苑と女苑のやりとりが台本っぽく見えないというのがスゴイ。真面目にふざけ合ってる二人を見て、第三者が笑える。漫才の理想型だと思う。

キャラクター:9
「モノとかお金には釣られません!」で会場から笑いが起きるのは女苑だからこそ。ネタ選択とキャラクターが絶妙にマッチしている

台本:9
「ニット帽」というどうでも良い条件から、「助けてくれたら1000万円」、「信長の土下座」、……条件のステージが綺麗に上がっていて鮮やか。おっさんageから恋人sageに移行するのも楽しい。恋人の浮気相手が門番というチョイスも見事
オチが読めても楽しめるタイプの非常に優秀なフォーマットを完成させたと思う

センス:9
展開を縦に伸ばしていく斬新さに加え、ロールスロイスの車、信長の登場など、エッジの効いたボケが連発。見事

可能性:8
堅実に一本見たい

印象:9
天子様が絶対にウケるから言えといわれたらしい掴みが異常にウケた
これほどまでに完成しているネタなので、掴みで冒険する必要はなかったような気もする


キャラクター:9
台本:9
センス:9
可能性:8
印象:9

94点





四組目: 後戸パフォーマー


弔辞の練習を本人の前でやるというナンセンス漫才。不謹慎ネタは破壊力が高い分リスキーであるが、里乃の不気味な雰囲気作りで、うまく気持ちの悪い笑いに結びついている。
序盤、相方の死について熱を帯びて語るという気味の悪い空気がたまらない。「こいつイカれてんな……」という人を選ぶ笑いだが、私は好きです。
それだけに、中盤終盤イカレ具合が失速していったのは惜しい。「想像して。その間、私、踊ってるから」は最強

キャラクター:9
里乃と舞のやりとりの噛み合い方が抜群に思える。だからこそ相方の弔辞を読みたいという狂った設定のネタでも腑に落ちる。

台本:6
冒頭の掴みから弔辞のくだりにいく流れはスムーズ。「2度相方に先立たれた」「前の舞はボクって言わない」などパンチのあるボケが効いている
「いつ死んでも良いように」「弔辞について考えてる」「ずっと考えている」「それしか考えてない」「繰り返し考えている」「丸暗記している」掘り下げて笑いを増強するのが上手い
しかしながら、「弔辞を丸暗記している」までのくだりがその場限りの笑いで終わっているのがもったいない。「丸暗記」で笑わされた以上、客はそのワードにとっかかりを覚えている。よって、コントに入って一発目に「丸暗記しすぎてソフトークの倍速再生みたいな無感情な弔辞になってる」というボケで昇華するか、オチで「実はいままでのやりとりがすべて想定通り」というボケで昇華するかすべきだったのではないか
「死んでんのかい」「いや死んでるよ」は、三組目と対照的に悪い意味でオチが読める上、「丸暗記」のくだりと齟齬が起きている

センス:8
コントに入って一発目「死人が立ってることへの指摘」は斬新。二人の間に流れる微妙な空気も最高。ただ、メタ笑いは一回が限度だと思う。天丼効果は得難い
突如踊りを組み込むのは非常に楽しい。しかし、ぶっ飛んだボケを入れるなら、やはり序盤の「丸暗記」のフリは解消してからにしないと違和感がある

可能性:6
他のネタも気になるところではあるが、このネタの完成形が見たい

印象:8
大舞台においてこのネタを選択した度量がすごい
大好きすぎるがゆえに、余計に粗が目に付いてしまったのかもしれない


キャラクター:9
台本:6
センス:8
可能性:6
印象:8

87点






五組目: Oki☆sha☆


ロリコンを否定する相方に、無理矢理淫乱行為の謝罪会見の練習をさせるという、最高におもしろい設定のネタ。この時点で印象点が振り切れているので、あとはミスがないことを祈るのみだった。

キャラクター:9
男女コンビだからこそできるネタ。ベストカップル賞

台本:9
ネタそのものの完成度は依神シスターズの方が高いと感じたが、ボケの隠岐奈のいじり方の上手さとふて腐れた易者の態度が絶妙に噛み合って良い味を出している
「やったことはしょうがないんだからね!」「やったのかなぁ……?」からの展開は白眉

センス:9
まさかの女子高生との淫乱謝罪会見ネタ選択。2018年の締めにふさわしい。これができるから東方M-1はすばらしい

可能性:9
悔しいがもう一本見たいと思わざるを得ない

印象:10
「おっさんが未成年者に手を出すことが流行っている」という言い回しの妙。隠岐奈のワードチョイスはかなり高度
掴みの勢いを中盤維持しただけでなく、終盤綺麗に爆発させた。調子漕いだ易者の口調が笑える。「何故ですか、って聞いてごらん?」って言って自分で吹き出すのがたまらん。文句なし


キャラクター:9
台本:9
センス:9
可能性:9
印象:10

96点






最終決戦一組目: 依神シスターズ


紫苑のニヤニヤ笑い「職質ジョーク」がどんどんエスカレートしていく漫才コント。
コント単体で見るとかなり上手い構成。しかしながら、コント入り前の押し問答に勢いがある分、コントに入った途端失速したように見えるのが難点。コントに入って最初のボケがシュール系なので余計に失速が際立ってしまったように感じた

キャラクター:9
キャラを生かした掴みと導入部。「誰が誰に言ってるの」は最高に面白い

台本:7
職質ジョークをどんどん過激化していく構成は見事。「はちみつレモンのにおい」というかなり弱いボケから始めていることが良い味を出している。発砲許可の天丼部分がピーク
「殺人事件がありましてね」は最初のボケを済ませた直後「実は~」とすぐ言った方が良い。この情報は後出しされると「作り物感」が際立ち過ぎる。早めに「いかにも人殺しそうな服装」とかボケを足せば、導入部の問答とも整合性がとれる。さらに、終盤ルーミアの服装と全然違うというボケがより説得力を持つ。

センス:9
「職質ジョーク」を言葉だけでなく顔で表現しているのが最高
このコントの配役、警官紫苑、被疑者女苑としているのが良い。身なりについてはもっといじってもウケた

可能性:8
この二人はもっとできる!

印象:7
オチの「職質ジョーク」で顔作らないのは失敗だろうと思う。最後の最後こそサイコパス感を出して、「まるでジョークに思えない」という状況をしっかり印象づける方が、これまで積み上げてきた「職質ジョーク」が綺麗に昇華される



キャラクター:9
台本:7
センス:9
可能性:8
印象:7

90点





最終決戦二組目: Oki☆sha☆


これはよくできた良いネタ。「いちゃいちゃデートをしたい」というありがち設定なのに、前振りでメタ視点を入れることで笑いやすい環境を作っている
隠岐奈の「そんなヤツが読書家のわけないじゃん」でほぼ優勝だと思ったけど、後半もう一度跳ねた。「あれ?」となる箇所が一度も無く安心して笑えた

キャラクター:10
一本目のネタ「ロリコン」が効いて倍笑える。隠岐奈の「気持ち悪い……」の顔が最高

台本:9
オーソドックスな作り。前振りが面白さを後押しする

センス:10
隠岐奈、易者ともワードセンスがえげつないと思う。笑えるワードを的確に選択してくる。隠岐奈の「そんなヤツが読書家のわけないじゃん」が出てくるタイミングがすごすぎる……
マンモスのくだり、単独公演ならこいつら絶対下ネタ入れるんだろうな、と思った。遊びすぎて20分超えるネタになりそう

可能性:9
ボケツッコミどちらもいけるコンビ。まだまだ底知れない

印象:10
「へらへらすんなよ気持ち悪い!」で鳥人間コンテストを思い出した
前振りの隠岐奈のツッコミの段階で上限値を超えた。崩れるところが想像できなかった



キャラクター:10
台本:9
センス:10
可能性:9
印象:10

98点










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・第1回
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東方M-1ぐらんぷりEX 博麗神社漫才夏祭り! 感想

※ネタバレを含みます。未視聴の方はご注意下さい。
※是非DVDの購入協力をよろしくおねがいします。





OP

酔いどれ巫女ッchu!☆の漫才で言っていたアレ
すっごいぐにょぐにょ動くw 司会の躍動感がすごい!
「~ですね」って文節を区切るたびに首をかしげるの、可愛らしいんだけれど、ちょっと怖いw
「参加賞がかき氷」「お賽銭入れて帰ってください」「おみくじ、お守り、販売しています」
オープニングトークで霊夢節が炸裂しているのが楽しい!
「かき氷」という音で笑ったのは生まれてはじめてかもしれません。


てゐレーセン

第4位!? って紹介で一瞬びっくり。でもそうか、この世界の軸はCD版でしたね。第10回東方M-1にて、輝夜が審査員やったときの紹介でも「第2回M-1ぐらんぷり準優勝」って言ってましたし。
ネタはがっつり第2回R。気になるネタだったので見られて嬉しいです。
てゐの声がふんわり、こういうのもアリか。
てゐがなんかもってくる→「捨ててこい」のエスカレーションはやっぱおもろい。
いくらでも見ていられるネタなので、もの凄くまとまりの良いオチの後で、「もっと見たかったなぁ」という口惜しさが残る。それがてゐの狙いか


八雲橙

声一緒なのが、ものすごく嬉しいです。
第2回や第6回を聞き込んだ勢には、若干月日の流れは感じられるかも。しかし、それもまた趣深いことであります。自分も歳を取ったと感じる。
藍様のツッコミって、ときどき第1回ウィッチドールのアリスに聞こえるというあるある。
寺子屋ネタ、好きだったので別バージョンありがたい!
かわいい橙がしれっと毒を吐くのもおもろいが、今回のようにダーク感マックスなのも良い。
「なんとかならない、その声?」藍がいつツッコむのか待っていた!
「石をぶつけたよ」wwww
橙の「~したよ」って語尾に中毒性がある。
「いや、さっきまで吸ってたよー!」
やはり、従者コンビはご主人をいじってなんぼだと思います! 最高でした!


ジェラシースター

やっぱりここはアシカショーでくるか!
このネタ、パルが勇儀に無茶振りをしかけていじり倒してくれるので、面白さが最初から保証されている。
「アシカやれアシカぁ!」のパルの動きwww
「バミりとか滑り止めがいっぱいはってある」って、袖(スタッフ関係者)しか笑わないでしょw こういう台詞って、勇儀の場数からくるもんなんだと思って見るとそれもまた面白い。
第7回のときは、パルスィが結構ガチで切れてるように聞こえるところがあって、勇儀がうんざりしながらやらされる、それが不条理な面白さを生んでいたんだけれども、
今回のパルスィは楽しんでやっている印象、勇儀ものっかってるので、微笑ましい。笑いの種類がベテラン風になったというか、円熟した夫婦感が出てきたというか……。こういうのも、祭り感があっていいですね。

ボールをキャッチ!
しゅたっ!
「モテたいのか!」この流れ、大好き。


オータムリーブス

オータムリーブス!? 失礼ながら、出てきた瞬間目を疑ってしまったw まさかもう一度この子等のネタが見られるとは思ってなかったもんで^^;
第8回のネタを文字起こししたときに感じた弱点「コント入りがだれる」「テンポが悪い」「オチが雑」→このたび、全部改善して帰ってきた!!
相槌を減らして無駄をばっさりカット、尋常じゃないぐらいテンポアップしててびっくり!
コント入りからの高速チャーハン作りで速攻笑わされた。
冬より夏の方が調子いいじゃん、この子等。
「明太子の素材を引き出したいからさぁ」の穣子の動き、好き。
作ってるの、どう見てもチャーハンなのに、ずっとピラフって言ってるのはツッコまないのねw
鉄鍋で穣子と静葉がご飯を交互にあおるとき、静葉が無言なの最高! 第8回の説明台詞カットしたおかげでシュール感が増してる! ここだけで一本コント作れそうですね。
ワンポイントアドバイスを三回やって「料理番組ってめんどくさい」「じゃあするなよ」のオチ、お見事!
最後、穣子のポーズが可愛すぎる!


ミステリーパラソル

たしか第9回のオーディオコメンタリーで、この子等の話題があがっていたので、復活嬉しい!
この二人にはラジオやって欲しい。単独ライブは、どうだろう^^; 意外とコアなファンが付きそうですけれどもね。
第7回でやったときもしかり、どう見ても大会向きではないネタなんだけども、何度も見たくなる中毒性がある。今回、第7回以上に好きなポイントが多かった。
ぬえ、最初の長台詞いきなり緊張して噛みかけたのねw心の声で噛んじゃダメ、かわいい。
「こないだね!」
小傘がぬえにツッコまれてぴくっと肩を震わせる仕草とか、人差し指をアゴにあてる仕草とか、ぱくぱくする仕草、ごっさかわいい。
このコンビ、ぬるぬる動くおかげで可愛らしさがパワーアップしている気がする。
怪談話のなかで少女と婆が言い合いし始めるのむちゃくちゃおもろい。「おまえだよーー!」の言い方で「5歳だよーー!」でひっぱたかれる幽霊w
一人芝居してる最中の小傘の表情が、ぬえと対称的で地味にツボ。


命蓮船

ムラサがボケのネタもってきてくれたの、嬉しいことこの上ない!
このコンビは、ムラサの調子漕いだようなボケ、聖のおっとりツッコミがベストマッチだと思うのです!
ポンデリングのネタがおもろいのは安定。あまりにも浸透しすぎたから、入りはさくっとやるようにしたのかしら。
ポンデリングの導入部分、気持ちの悪い間を作ってからの、ムラサ「……ポンデリングにしようかな?」つぶやきが死ぬほど好きだったので、ちょっと残念。
大喜利で雲山をいじくりまわすくだりはすごく楽しかったです!


スピンカッパー

杜秋乃さんあああああああああああああああああああああ
また杜秋乃さんのにとり声聞けたの、嬉しくてたまらない。
無理はしないでいただきたいものの、ファンとしてはあややや神奈子様の復活も期待してしまう。

スピンカッパーと言えばこのネタ!
このネタ、単独ライブの地方公演版とか見てみたいです^p^ 事務所の若手芸人がスタッフ兼任してて記録用に録っててくれそうなんですけどね。
追加されたボケがホントおもろい。
カラーボール食べるボケ、頭おかしすぎてヤヴァイ!
にとりが終止ふて腐れた声なのが良い。ずっときゅうり食ってんの?w
フタを「これ、ちくわ部か?」って聞くところの雛の動きが細やかでシュールw ここのやり取りは第5回の方が好きだったかな。「なによこれ、ちくわ部?」「それフタでしょう」「わかってるわよ!」このテンポ感。会話が自然になった分、ややテンポダウン。代わりに「無色透明」イン。
「無色透明」で、しっかり観客に想像させる時間を作っているの、事故なのか技術なのか。スケルトンの店長想像して笑う。ここのくだりって、地方公演とかだとぐだぐだ伸ばして引っ張りそうw 無色透明の具体的な説明とかもっと足したりして。放送されてない公演なら下ネタにも変換できますし。
しばらくにとりと雛の間に「無色透明」の笑いが尾を引いてるの、つられて笑ってしまいます。
もはや「無色透明」が「ちくわ部」を食ってしまっている気がするw
こうなってくるとオチは店長関連でもよかったかも。しかし、にとりのちくわ部で大満足!


ED

あっという間のエンディング! 楽しかった! ネタぶっ通しでサクサク進行、こういうの好き!

オータムリーブス、
秋の大会なら神界のM-1、二回戦まではいけるんじゃないかな。そのぐらい今回のネタは良かった。夏でこれなら秋は……

正邪きたああああああああああああ!
コレは次回の登場期待!

藍「がんばったわね、橙も」
橙「はいっ」
ここの橙の返事、ものすっごい耳馴染み。安心感を抱いた。


総括

懐かしいネタをこういう形で振り返るのって、すごくテレビ的。創作の世界で行うのは斬新な試みなんですよね。実際に東方の漫才師が「いる」「変化している」「成長している」という実感が湧くのは非常に楽しい。手放しで応援したい反面、かなりマニア向けなんじゃないかな?という不安もある。同じネタをいろんな角度で見るのがそもそも好きだというコアなお笑いファンにとっては、涎が出るほど楽しめる作品なんですが、圧倒的に多い「コントと漫才の違いがわからない層」にとっては果たしてどうか(実は「お笑い好き」と自称する人でも、コントと漫才の違いわからない人が少なくないという驚愕の事実)。「同じネタの版違い」を「楽しむ」ということができるのか。
昔、涼宮ハルヒの『エンドレスエイト』が「同じ話じゃん!」って多くの人に切り捨てられたことが軽くトラウマなんですよね……。彼らにとっては「演出の違い」は「楽しむ」要素ではなかったということ。そして彼らの感覚が多数派であるということ。
他の東方M-1ファンの方々がどういう感想を抱くのか気になるところであります。







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シャッフルコンビ漫才 みすちー×ルーミア 闇雀 その2

※当記事は、『東方M-1ぐらんぷり』の二次創作(『東方Project』『M-1グランプリ』の三次創作)作品です。


闇雀2-2



みすちー「どうも。闇雀です。よろしくお願いします」
ルーミア「人食い妖怪でコンビやってまーす」
みすちー「やめてください。人間のお客さん。引かないで」
ルーミア「美味しそう、美味しそう、一つ飛ばして、美味しそう」
みすちー「飛ばしたら失礼でしょ! ほら、あんなに肉付きがよくて……て馬鹿!」
ルーミア「じゃあ、くそまずそう、くそまずそう、一つ飛ばして、くそまずそう」
みすちー「やめて! お客さんに対してくそまずそうなんて暴言ですよ! それならまだ美味しそうのほうがマシですよ! ……て、え? お客さん、そうでもないですか? どっちもダメ? 食材として見られてる時点でありえない?」
ルーミア「なに一人でぶつくさ言ってるんの、ミスティア? 誰もなんの反応も示してないですよ」
みすちー「そういう殺しはやめて! ちょっとは反応してるじゃん! 空気読んでお客さんの気持ちを代弁してるだけ!」
ルーミア「スッパテンコーか!」
みすちー「二重の人違い! スッパは式神の狐! 天人のあの人はあれテンシって読みますからね! 空気読める人は、天人のお目付役の竜宮の使いですよ!」
ルーミア「へぇ、そーなのかー!」
みすちー「あなたもちょっとは彼女を見習って空気を読む練習をしたらどうですか?」
ルーミア「ショートコント『人間ステーキ』」
みすちー「そういうところだからね!?」
ルーミア「空気ぐらい私にだって読めますよ」
みすちー「あなたは立派な空気ブレイカーですよ」
ルーミア「じゃあ試しに空気読んでみるから、当ててみて?」
みすちー「当ててみて? ちょっと意味がわからないんだけど、なにする気?」
ルーミア「すぅぅぅぅ」
みすちー「ん、口すぼめて深呼吸?」
ルーミア「……んぶ、げほげほっ!」
みすちー「むせた!? 何!? 大丈夫!?」
ルーミア「う、ごほ、げ、気管に鼻水が入った」
みすちー「口呼吸でなんで鼻水が気管に入るのよ……。思いっきり客席に唾飛ばしてるし、すみませんね、お客さん」
ルーミア「あの、……げほ、むせて咳き込んだとき、のどから白いくっさい玉がでるの、あれってなんなんだろうね?」
みすちー「涙目でなに言ってるの。あれ、臭い玉っていうらしいよ」
ルーミア「へ、へぇ、そうなのか……。背中さすってくれたお礼にこれ」
みすにー「なに?」
ルーミア「羽化しかけのアゲハの蛹」
みすちー「ふぁ!? なんで持ち歩いてるの!?」
ルーミア「食用」
みすちー「答えなくていいから! てっきり流れ的に臭い玉くると思ったわよ」
ルーミア「え、じゃあミスティア、臭い玉くると思って受け取ったの?」
みすちー「ぐぬ……そういう揚げ足取りはやめよ? やりづらいから!」
ルーミア「臭いフェチとかそういうの?」
みすちー「やめよ!」
ルーミア「アイドルの臭い玉って真空パックに入れて販売したら売れると思わない?」
みすちー「やめよ!」
ルーミア「ねりけしみたいにこねくり回して指先に付いた臭いを嗅いで楽しむ――」
みすちー「空気!」
ルーミア「?」
みすちー「だから空気読んでって言ってるのよ! そういう汚い系の話広げると、人間の里だと、ほら、クスクス笑いがだんだん悲鳴に変わってきてんでしょうが! 空気読んでみるから当ててみてってあなたが言うからぁ!」
ルーミア「じゃあ、こんどこそ本気で当ててよね! 空気よんでみるから!」
みすちー「だから! 当てるってなんなの!?」
ルーミア「すぅぅぅぅ」
みすちー「やだデジャヴ」
ルーミア「おーい、空気ー!!!」
みすちー「……っ」
ルーミア「♪」
みすちー「……きついきついきつい! これはきついって! あんだけ引っ張ってそのボケはダメだって!」
ルーミア「そこはツッコミの腕の見せ所」
みすちー「限度がある! 処理仕切れないよ!? この空気、どうすんの!」
ルーミア「でもほら、見て見て、客席。笑ってない、笑ってない、一つ飛ばして、笑ってない」
みすちー「あ、一人だけ笑ってくれてる。良かった……て、そういう問題じゃないよ、馬鹿! いい加減にして!」
ルーミア「笑ってくれた肉付きの良いあなた、是非このあと私たちのお弁当に――」
みすちー「いい加減にして、って言ってるでしょうが! やめさせてもらいます!」
ルーミア「ありがとうございました!」





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みすちーの正規コンビ『鳥獣喜楽』の活躍はこちらから→  第9回東方M-1ぐらんぷり 
ルーミアの正規コンビ『バーミンラブ』の活躍はこちらから→ 第10回東方M-1ぐらんぷり 





第12回東方M-1ぐらんぷり オーディオコメンタリー感想

※ネタバレを含みます。未視聴の方はご注意下さい。
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おはようございます!(鳥獣喜楽風に)



審査員紹介

ぬるぬる動くアニメーションすごい!
ちょうどよく、きゅっと首を傾げる神子様がかわいいです。!



ジェラシースター

このコンビに限らず全体的にネタのクォリティが上がっててホントにすごいと思いました。
エヴァってそろそろ知らない世代が現れるのではないか、と不安あり。
ネコジャラシの音は気付きませんでした。



爆仙娘々

華がある! まさにその通り!
わたくし個人的に歌ネタそのものに苦手意識があったのですが、面白かったです! ということは、歌ネタ好きな人にはたまらないんじゃないかしら。
やっぱり「びーちくめーなーめーなー」の破壊力は抜群。そこまでいってくれるからこそ幻想郷の大会という感じがします。地上派でいけない路線をガンガン開拓して欲しいです。



鳥獣喜楽

みすちーの「あ゛あ゛っ?」はリピートしました。ツッコむときの横顔がかわいいのは第9回に引き続き。目の大きさと口が変わったのね。個人的にはすぼめてる方が好きです。
ヨグソトースのくだりは、確かにオリジナルの「妖怪女」の方が、ネタとしては自然ですね。綺麗。
みすちーにつっこまれたときにちょっと首傾げる響子のモーションもかわいい。大好き。
このコンビがよく動くのは本当に嬉しいです!



巫女巫女スパーク

このコンビ大好きです。
台本なら第3回の『私の方がカッコいい!』もこの二人らしくて好きなのですが、こちらではさらにライブ感が増してて良いですね!
『私の方がカッコいい!』の本を、現在のかけあい録音で収録するとどうなるのかなぁ、という興味はあります。
巫女巫女スパークの仮音声公開して欲しいです!



秘封堂

アドリブっぽい台本ってホントにすごい。
ここまできて、ようやく幽々子&妖夢やぱちゅみりんでやりたかったことが理解できました。
「てゐレーセンに言及しなかったから1点減点」っていうのが可哀想で笑ってしまいました。



CM
「飲酒運転するなら死ねよ」あらためて言われると余計に面白い。
LP8,102円は安い!



アドリブスコアの話が面白い。
なんだか、第7回でジェラシースターがネタ飛びしたのをリカバリーしたこととか、第9回鳥獣喜楽の「うまっ、うまっ」とか、第10回の巫女巫女スパークの「名前なんだ!?」とか、思い起こして妙に納得してしまった。



秘封堂

しりとりの空気感良いですね。
菫子が勉強家という設定が好印象。勝つロジックがちゃんとあるというのは納得。
こーりんスパークで彼女彼氏役は確かにしっくりいかない気がしますね。
巫女巫女スパークで彼女彼女役の方が何故かしっくりいく気がする不思議。
菫子、普通にツッコミもいける。



バイナリドロップ

コント中後ろに掛かってる絵が、第9回の酔いどれ巫女ッchu!の選手宣誓のときのセットですね。
このコント部分のネタの雰囲気はパタパタママさんかしら。ゆるくて可愛い感じが独特。みこころ一家の寺子屋体験入塾を思い出しました。
映姫様のドヤ顔がずっと面白い。



喜道五麗書を外の世界に持ち帰る、というオチは、綺麗な落としどころだと思います。
ライブ感を生かすなら、漫才だけでなく、コント、バラエティ番組パロディ、キャララジオとかでもガンガンいけそうですね。今後の方向性に期待が高まります。
魔理沙はホントに良いボケだよなあ、としみじみ。



エクストラ

ここのオーディオコメンタリー聞くと、グラチャン秘封堂が神界M-1にチャレンジする話とかちょっと見たくなってくる。秘封堂の漫才に若干楽屋ノリっぽいときありますし。
「喜劇作家は最終的には気が狂う」←これこわい







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シャッフルコンビ漫才 みすちー×ルーミア 闇雀

※当記事は、『東方M-1ぐらんぷり』の二次創作(『東方Project』『M-1グランプリ』の三次創作)作品です。


闇雀


みすちー「どうも。闇雀です。よろしくお願いします」
ルーミア「お願いしまー」
みすちー「はじまりましたね。シャッフルコンビ。お客さんはこの組み合わせ、意外に思われるかもしれませんけど。実はむかし、私とルーミア、バカルテットというお笑いサークルで一緒だった、懐メンだったりするんですね」
ルーミア「へえー、そーなのかー!」
みすちー「あなたが驚いてどうするの! そーなのか、さっそくね!」
ルーミア「そーなのかっ!」
みすちー「そーなのかのバリエーションはいいです。まま、懐メンということでですね、今日はちょっとむかし話でもしてみようかしらと思って」
ルーミア「じゃあ鉄板の諏訪大戦物語で!」
みすちー「むかし過ぎる! なにが鉄板!? いまの話の流れで、どうして信州の神話が出てくるの。魏志倭人伝とか漢書の時代! 私たちまだ生まれてない! 守矢神社に当事者がいるんだから、そっち聞きに行ったほうが信憑性高いし、それ! 私たちがバカルテット結成したころの話をしようって言ってるんですよ」
ルーミア「あのね。私たちって人食い妖怪のコンビじゃないですかあ」
みすちー「急に話飛ぶのね!」
ルーミア「だからね、人食い妖怪あるあるを言いたい」
みすちー「えっと、ルーミア。ここ人間の里特設スタジオってわかってる? 人間のお客さんもいーっぱい、いるのよ?」
ルーミア「ショートコント『人肉ステーキ』」
みすちー「あるあるは!?」
ルーミア「いらっしゃいませお客様、こちら人肉ステーキになります!」
みすちー「なんか始まったし! って、それ、前に見た『人肉ステーキ』と違う! 接客系のコントに変わったの!?」
ルーミア「焼き方はレア、ライヴ、ウェルテル、いかがなさいますか?」
みすちー「それ、全部生よね!? 最後のって人名だし。ステーキって指名制!? 苦しんでる人をさらにステーキにするの? かわいそっ! てか、すでにステーキ持ってきてるのに焼き方を聞くな!」
ルーミア「ソースは、血しょう、組織液、クエン酸からお選びいただけます!」
みすちー「ほぼ同じでしょ、それ! 三つ目のは成分献血で抜いた血しょうの代わりに体内に入れられるやつ! ちょっと一時期体に悪いとか問題視されたけど、もう幻想入りしたか!」
ルーミア「ナイフとフォークはどちらになさいますか?」
みすちー「え? 片方しか使えないの!? なにそのシステム」
ルーミア「ご一緒に、ポップコーンはいかがですか?」
みすちー「映画館か! それ、単館シネマでコーラだけ頼んだ時に言われるやつ! ステーキとポップコーンって、どういう食べ合わせよ!」
ルーミア「大根おろしもおつけできますが」
みすちー「な……なんでちょっと健康に気を使ったの!」
ルーミア「大根おろしは百円プラスでドーナツセットと変更できます!」
みすちー「台無しじゃないの! ステーキ、ポップコーン、ドーナツセットって、アメリカ人もびっくりよ」
ルーミア「あなたはピーナッツバターを舐めますか?」
みすちー「英訳問題の怪文章か! 舐めますかってどういう質問よ!? ここぞとばかりにアメリカに寄せてこないで! ……っていうかあ! この状況ってなんなの!? いまの私はなにをやらされてるの!? 店に入ってきたお客さんなの? 私いま、店に入ってすぐ人肉ステーキ渡されて、つっ立ったままナイフとフォークどっちにするかとか舐めるか舐めないかとか質問されてるの!? なにそのシステム! あたらしっ!」
ルーミア「脳みそって実際クセが強くてあんまり美味しくないですよね」
みすちー「ここであるある言うんだ!? 唐突! しかもそれ好みの違い! あの濃厚な生臭さがいいんじゃない!」
ルーミア「……あ、お客さん、引いた」
みすちー「わかってたよ! だから人間の里で人食い妖怪あるあるはダメだって」
ルーミア「むかし話やらないの?」
みすちー「あなた、思考が分裂してるの!? あなたが邪魔したんでしょうが! いきなり人肉ステーキとか言い出すから!」
ルーミア「そーなのか……」
みすちー「しょんぼりバージョンのそーなのかとかいいですから! むかし話、始めさせてもらいますからね!」
ルーミア「じゃあ鉄板の竹取物語で!」
みすちー「永遠亭に聞きに行け! だから当事者がいると言うに! 二つの鉄板で人肉ステーキを挟むな! ちょっとおいしそうじゃないの!」
ルーミア「……」
みすちー「……」
ルーミア「いまの、面白い?」
みすちー「聞くな! むかし話はじめますからね!」
ルーミア「むかしむかしあるところに」
みすちー「お前が始めるんかい!」
ルーミア「ウェルテルという悩ましい青年が」
みすちー「なんでゲーテを始めるの!? ウェルテルの苦悩ってかぶせるほどウケてなかったでしょうが!」
ルーミア「そーなのか?」
みすちー「そーなの! 私たちバカルテットについて」
ルーミア「馬鹿四人組」
みすちー「端的に言うのやめて! たしかに直訳すりゃあ、そうだけど! もうちょっと掘り下げて、メンバーが、チルノ、ルーミア、リグル・ナイトバグ、それから――」
ルーミア「射命丸」
みすちー「鳥違い! 私よ! ミスティア・ローレライ! それにカラスはカラスでも射命丸文は賢いカラス! バカガラスは霊烏路空ですよ!」
ルーミア「チルノだけ苗字がないのなんか変。なんかふさわしい苗字を考えたい」
みすちー「ルーミアも苗字ないでしょ、……って、飛びすぎ飛びすぎ! バカガラスいじりはちゃんと処理しないと私があとで核融合されてしまいます」
ルーミア「ホワイトロックとか、どう? チルノ・ホワイトロック。うは、かっけ!」
みすちー「いるよ! ホワイトロック! 勝手にレティの親戚作るな! ……って、話聞け!」
ルーミア「秋チルノ」
みすちー「それもいる! しかも季節が違う! 地霊殿のみなさん、バカガラスいじってごめんなさい! なんで私が自分で処理してるの、これ!?」
ルーミア「じゃあ古明地にしておく? 古明地チルノ」
みすちー「じゃあってなに、じゃあって!? 三人目の姉妹になるの好きすぎか! 漢字はやめよ? チルノの名前に合わないでしょうが」
ルーミア「チルノ・スカーレット」
みすちー「だからそれも三人目の姉妹!」
ルーミア「チルノ・プリズムリバー」
みすちー「四人目ならいいとか、そういう問題じゃない!」
ルーミア「チルノ・ヤマザナドゥ」
みすちー「カタカナならなんでもいいって思うなよ! 閻魔様とチルノが親戚って、どんな家系図になるのよ!」
ルーミア「私と魅魔様のこどもが、チルノ」
みすちー「み……っ!? バカなの!? ヤマザナドゥの家系図、もう関係なくなってるし」
ルーミア「ねえ」
みすちー「なによ」
ルーミア「むかし話ちゃんと進めよう?」
みすちー「お前……っ!」
ルーミア「むかしむかしあるところに」
みすちー「だからお前が進めるなと! いいですか!? もともとバカルテットって、コンビの組み合わせが悪くてあぶれたメンバーが集まってできたんですよ」
ルーミア「みかんと牛乳か!」
みすちー「たしかに組み合わせ悪いけど! ツッコミ調でいうことでもない!」
ルーミア「てんぷらとスイカもだよ!」
みすちー「なんでツッコミ足した!? たしかにてんぷらとスイカはガチでダメな食べ合わせだけど……。続けるからね!? 当時、マリアリとかパチェマリとか、ゆかれいとか、八雲一家とか、ネタ作るうえで組み合わせのしやすさ、からみやすさ、みたいなのがあってですね――」
ルーミア「納豆と味噌カツか!」
みすちー「なんでカツにした!? 納豆とからみやすい食べ物の相場は味噌汁でいいでしょうが! てか、いちいちそういうの入れるから話が前に進まな――」
ルーミア「人肉ステーキと白米」
みすちー「だから人食い妖怪あるあるはやめて!」
ルーミア「チ〇コのてんぷらをのせて親子丼にしてもいける!」
みすちー「おやこど……っ、バカじゃないの!?」
ルーミア「ホワイトソースをぶっかけ――」
みすちー「バカたれ! ど下ネタかぶせてんじゃないよ!」
ルーミア「うん? かぶせるってことは仮性ほうけ――」
みすちー「やめろバカあ! もう! むちゃくちゃじゃないの! 下ネタひどすぎて、こっからバカルテットの結成話続けても誰が聞いてくれる!?」
ルーミア「まあまあミスティア、落ち着いて。つまりはこういうことですよね」
みすちー「なにが!?」
ルーミア「バカルテット解散の流れ」
みすちー「主にあんたのせいでしょうが! いい加減にして!」
ルーミア「そーなのかね?」
みすちー「なにそのバリエーション!? 聞いたことないよ! いい加減にして!」
ルーミア「そーなのだよ。私も持ちネタに変化を加えながら日々精進――」
みすちー「終われよ! いい加減にしてって言ってるんだから! 漫才知らないのか!」
ルーミア「そーなのかなー?」
みすちー「そーなのかのバリエーションもういい! そーなのかがゲシュタルト崩壊して頭変になる! いい加減に」
ルーミア「ショートコント『人肉タルト』」
みすちー「だからもう無理だって! やめさせてもらいます!」
ルーミア「ありがとうございました!」



※ネタ後
司会「さあ、どうでしょう。ルーミアさん、好き放題やっているように見えましたが、手ごたえの方はいかがでしたか?」
ルーミア「楽しかった! 全部拾ってくれるんだもの!」
司会「なるほど。ミスティアさんは、ちょっとげっそりしてます?」
みすちー「必死でしたよ。打ち合わせと全然違ったので。なんとかやりきることができて、ホッとしています」





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